『斜陽』の舞台全焼

太宰治の代表作「斜陽」の舞台になった神奈川県小田原市曽我谷津の旧別荘「雄山荘」から、二十六日午前四時十分ごろ出火、木造平屋建て約百四十平方メートルを全焼した。同六時三十分に鎮火、けが人はなかった。雄山荘は空き家で、小田原署は不審火とみて出火原因を調べている。

 小田原市などによると、雄山荘はかつて、斜陽の主人公のモデルとされる故太田静子さんが疎開して住み太宰は一九四七年二月に一時、滞在した。斜陽は太田さんの日記を基に書かれたとされる。作品中では「伊豆の別荘」と表現されているが、室内の描写や周辺の景色などが酷似し雄山荘が舞台だったとされる。

 昭和初期の建築物で、数寄屋造り。十数年前から空き家状態で雨漏りがするなど老朽化が激しかった。

こうしてまたひとつの歴史を刻んだ建物が消えてしまいました。





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